占いに関するQ&A


Q.テレビの星占いはなぜテレビ局によって順位がバラバラなのですか?また、全然当たらないと思うんですけど?

A.それは、本来毎日という短いスパンで占うことと、全ての人を12分類する星座という範囲で占うということに無理があるのです。占いは細かくやれば細かく占うことは可能ですが、期間が短いほど影響する期間も短いため、影響力も表面化しにくく「当たらない占い」になりやすいのです。

 本来運勢に大きな影響を与えるのは動きの遅い火星や木星、土星以遠の星の影響で、長期的にじわじわと影響力を発揮するため毎日の運勢を占っても、同じ星座はほとんど同じような結果になってしまいメディア受けがしません。運気が悪いときは大抵ある程度の期間運気は低めとなりますから、特定の星座の運勢が毎日悪いという結果を放送したら、苦情が殺到するという結果になります。苦情が出ないまでも、いつも運勢が悪いというものを放送されたら嫌な気分になりますし、視聴率にも悪影響が出る可能性があります。よって、マスメディアの娯楽としてのテレビや雑誌の星占いは、真の運勢ではなく、気分や感情に影響を与える動きの速い月の位置を中心に占い結果を出して、毎日変化を持たせる結果となっています。

 では、テレビ局毎に結果が違うのはなぜか?ということですが、考えられるのは、占いの判断をする人が、どの影響力を重視しているのかということです。順位がついていると、デジタル的に決定されるように思ってしまいがちですが、ラッキーな事が起きやすいことを基準に順位を決めるか、不運でないことを基準に順位を決めるのかでは順位は違ってきます。ラッキーなことが起きやすいく、不運なことも起きやすいという場合も存在します。また、金運や対人運、健康運などをどの基準で全体運に組み込むかなどでも、変わってきます。よって、占う人によってどの順位にするのかの判断は異なります。
 占星術の法則では、基本的な法則による運勢判断はあっても、絶対的な法則ではありません。よって占い師さんの判断基準によって、ある人は悪いととるけれど、ある人はそれほどではないと判断する場合もあります。ほとんどの場合はプラスの作用とマイナスの作用の両方が、複合的に作用し、絡み合っているので、単純に良い悪いで判断するのは難しい面があります。
 また、ある人は認知されやすい運勢として土星までの天体の星座を重視している可能性があります。また、ある人は潜在意識レベルで作用し、突発的な変化となる天王星や冥王星を重視して占っている可能性もあります。基本的には占いをしている人の考え方次第ということになると思います。だから、担当占い師さんによって判断が分かれても、いい加減な判断というわけではないと思います。

 本来の占星術では生まれた時の10種類の天体の位置関係に対して、占う時点の10個の天体の位置関係で総合的に占い判断します。星座単位の判断もありますが、天体同士の角度差で判断する要素が基本であり、特定の角度差にあるのかどうかが重要になります。生まれた時点での運勢を星座単位で見ても12星座×10天体で120通り、それに、変化をもたらす運行中の天体の12星座×10天体での120通りの組み合わせですから、非常に細かくなります。

 テレビや雑誌の占いでは、生まれた星座は時点での太陽星座のみでの判断をしています。しかし、生まれ年、生まれ月によって異なる、金星や火星や木星や土星などの星座の影響は無視ということになります。
 多くの人を簡単に占うという必要性で生み出された太陽星座占いというのは、簡易すぎるのです。本人の意志を表す太陽が重要であり、影響力がもっとも大きいので、それで占ってはいますが30%以下の精度だといわれます。また、本来は10×12と10×12のく見合わせで判断するものですし、さらに生まれ時間で決まる12種類の占星ポイントでの影響力もあり、それで判断する場合も多くあります。よって、同じ運勢の人など同じホロスコープを持った人という、極まれにしか存在しないのです。また、大抵は同時にプラスとマイナスの複合的な作用を受けているので単純な良い悪いの判断も難しいのです。

 テレビなどの占いは、あくまでエンターテイメントであり、本来の手順を十分に含んだ占いではありません。娯楽として楽しみましょう。


 
Q.占いはよく統計学だといわれますが、本当ですか?ネットで調べたら、占星術や四柱推命などは統計的な有意差が全然見られないのですが?

A.結論から言えば厳密な統計学ではありません。しかし、統計的手法によって証明された法則もあります。海外でのアディなどが有名です。占星学の科学的手法に関しての概略は石川源晃氏著書である「演習・占星学」を参照をして下さい。
 最近ネット上で占いを統計学的に研究しているページを見かけます。しかし、残念なことに占星術や四柱推命などに関して適切な手法で研究されていると思えるようなページには出会ったことはありません。現在では母子手帳に出生時間が記録されていますが、日本では出生時間の記録の習慣があまりありませんでした。また、自分の出生時間を知っている人は、あまり居ないようです。確かに占いでもしない限り自分の出生時間が必要になることはまず無いでしょう。有名人でもそれが公表されている比率もあまり多くはありません。
しかし、占星術や四柱推命などでは生まれ時間によって決まる判断要素が多くあります。特に外から見える要素である社会運などは生まれ時間によって左右される要素が非常に多いのです。しかし、ネット上の有名人の統計データに関して、時間を組み入れてしっかりとした統計を取っているデータというのはお目にかかったことがありません。実際は非常に重要なポイントが欠落したデータをもとに平気で「検証」などという作業が行われています。私から見れば時間を無視して、それを補佐する適切な手法もとらず社会運を語るのは問題ありだと思います。
 生まれ時間の重要性が判っていながら他の傾向を見るという前提でデータをまとめるのは無駄だとは思いません。しかし、ネットのような不特定多数の人が見る場所では、そのデータを見る人のほとんどが占星学や四柱推命などでの生まれ時間の要素の重要性の認識がない人であると思われます。占星学研究家の石川源晃氏が著作の中で書かれているのは、「占星学の誤解の原因は占星学を全く知らない人間からではなく、占星学を知っている人間の不適切な発言によって引き起こされる」と書かれています。ネット上の中途半端な占いデータの羅列などの、占いがわかっているかのスタイルで、生まれ時間を考慮せず、時間不明な場合の補助的手法も用いずにデータを並べ「当たる」「当たらない」を語るのは非常に無責任な行動だと思います。
 私自身は「占い=統計学」であるというスタンスではありません。なぜなら、統計的に有意差の証明できない方法をたくさん使用するからです。また、運命の形成というのは複雑な要因が絡み合って作用するものなので、ひとつのパラメータで判断するのは難しく、同じデータであっても「答えがひとつではない」からです。統計的手法というのではなく占術理論に基づいた理論展開と経験則であるというのが適切な表現であり、象意と象意の掛け合わせを言葉で表現するものなのでアートであるという表現も良いものだと思います。四柱推命や西洋占星術、インド占星術などの生年月日と時間・場所を元にする占いでの統計データを見るのなら、出生時間を無視した判断での統計は適切な評価方法ではないということを考慮しておくべきだと思います。


 
Q.最も当たる占いとは何でしょう?最も信頼できる占いとは何でしょう?

A.正直なところ、何を占うのかによって、占術ごとの得意不得意がありますので一概にこれがいいとは答えにくいのです。
 概略をいうのなら、相性や適性、中長期的な運勢を見るのなら、四柱推命か占星術(星座占いじゃなくて)などの生年月日を基に見るもの、短期的な運勢や物事の成り行きなら、タロットや易占い、ルーンなどの共時性を利用した卜術といわれる占い技法を使用したものです。また、方位を見るのには九星気学や奇門遁甲などが適していて、よく使用されます。占星術で方位を見る方法もありますが、短距離の移動では効果を見るのは難しいようです。姓名判断は社会運や対人運に作用をしますが、時期の特定はほとんど無理ですし、物事の成り行きを見るのには適しません。

 タロットや易、ルーン占いは短期的なことや物事の成り行きを見るのには向いていますが、中長期的な事には向きません。逆に四柱推命などは、物事の成り行きを見るのには向きません。
 占星術は、一般的には物事の成り行きを占うことは易しくはありませんが、ホラリーという占う瞬間のホロスコープで占う特殊な技法を使うとそれが可能になります。しかし、その場で正確なホロスコープをつくる必要があり、PC完備でないとかなりの時間がかかります。よって、時間制限である占い師では占い時間のロスが大きくなります。またホラリー専用の技法のマスターを要求されるので、占星術を利用する人の中でも、使用している人も少なく、そういった占い師に当たることは多くはないと思います。

 結論としては一長一短で、ひとつには絞にくいと思います。だからこそ、たくさんの占い方法があるのです。 

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