さて、美輪さんの過去の流れと、数秘術でのテーマやタイミングを追っていきたいと思います。
美輪さんの人生全般のテーマと収束方向を表すライフパスは「11」です。このエネルギーでは、「2」のより高次な意識としての表れとしての「霊的な繊細な感受性」、カウンセラーとしての「他者とは分離した自己を持った人間関係の形成」、「複数方向の創造性」などの「ダブルの1」としての機能と、より現実的にトランスフォームされたエネルギーである「2」になるように、他者の存在を意識して生きること、協力体制をつくること等もテーマとなります。
wikipediaの美輪さんのページから引用しつつ、流れを追ってみます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E8%BC%AA%E6%98%8E%E5%AE%8F歌手
丸山明宏としての経歴では
>1952年、17歳の時に銀座のシャンソン喫茶『銀巴里』と専属契約し歌手デビュー。
とあります。
タイミングとしては新規スタートの1の年です。また、17歳ですから形成期であり、この期間では形成期であり目的テーマは「5」の五感・五体・感覚的快楽の追求・自由で変化に富んだ生き方をすること・柔軟性を持った生き方をしていくこと・ありとあらゆる生き方を通して自己を統合すること・自己中心的に生きることなどが、やること・生きる目的としてのテーマとなる期間です。
このエネルギーは、声を出すことや、ダンスなど自分の感覚や肉体を使ったりすることなどは、このエネルギーのあらわれとなります。歌手やダンサーなどは、「5」のエネルギーがよく表れた生き方だと思います。エドはるみさんも、ダンスを芸に取り入れていますね。
やり方としては「11」か「2」となる期間であり、他者の存在を気にかけて生きることや、他人との協力体制を築くこと、リズム感覚などを活かすこと等も含まれています。
>1957年、
フランスのシャンソン『メケ・メケ』を日本語でカバーし、
>大ヒットとなる。元禄時代の小姓の衣装を洋装に取り入れ、レース地
>のワイシャツなどを身に纏うユニセックスファッションと、「天上界
>の美」と三島由紀夫が絶賛した美貌で、マスコミから「神武以来の美
>少年」、「シスターボーイ」と評され一世を風靡する。
この年のタイミングとしては、「6」で過去の努力が社会的に認知される時期となります。すなわち結実運です。
そして、それまでの努力が実ったと同時に
>「衣装革命」と称し始めたこの活動も、当初はまだ保守的であった世間
>から冷遇され、全国紙に「丸山明宏を芸能界から追放せよ」といった内
>容の批判記事が掲載されたり、見も知らぬ人から石やビール瓶の蓋を投
>げ付けられもしたという。
>『メケメケ』以来のブームは1年ほどで沈静化し、その間に雑誌を通じて
>同性愛者であることを公表(カミングアウト)したことや、旧来のシャ
>ンソンのイメージ(美輪曰く
蝶よ花よ、星よ月よに終始する「おシャン
>ソン」)にない、自ら訳した生々しい内容のシャンソンを歌ったことに
>対する反発もあり人気は急落する。
占星術でのテーマにもあるように保守性との戦い、対人トラブル、他者との関わりに関する課題が多いのがこれらの記事にも伺えます。
数秘術的にも、他者とは独立した自己でありながら、他者との関わりについてのテーマが多いというのも出ていると思われます。
この記事によれば、人気が出たのが結実運ですから、人気の急落の時期は「7」という内省の時期になっている可能性が高いと思われます。