小室氏の過去の流れをざっと追ってみます。経歴などはこちらを参照しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AE%A4%E5%93%B2%E5%93%89まず、上記のwikipediaによれば、
>大学生時代
>早稲田大学に進学し5年ほど在籍、その途中にプロ・ミュージシャンとしての活動を開始する
>(哀婉・あのねのね、白竜、原田真二等のバックバンド(キーボードを担当)、SPEEDWAYへ
>の参加等)。その後、音楽活動に没頭していた・授業料を楽器代に使い廻していた為に単位
>がとれず除籍。
>第一全盛期
>1986年に渡辺美里へ提供した「My
Revolution」で日本レコード大賞作曲賞を受賞。
小室氏の場合は28歳である1987年までが基礎形成期にあたります。小室氏の基礎形成期は、人と協力すること、少数の人間関係の構築、他者の存在を意識して生きることなどがテーマとなっていた時期です。
この時期には、他人の「マネージャー・サポーターとして(バックで)アシストする」という経験が多かったようですが、これも小室氏の形成期のテーマとなっています。
そして、第1生産期のエネルギーが入り始めた1987年からは、スタイルが変わりはじめます。
>自身の音楽ユニットであるTM
NETWORKは、1987年に発表した「Get
Wild」で一躍
>人気バンドとなり、1988年には第39回NHK紅白歌合戦に出場。
>1989年に自身がリードボーカルを担当したソロ作の「RUNNING
TO HORIZON」、
>「GRAVITY OF
LOVE」が連続でオリコンシングルチャート1位を記録。
小室氏の1887年終盤から1996年までは第1生産期となります。
生産期でのテーマとしては、やることとしての目的テーマは自分のエゴを解放して流れと共に生きること、芸術的感性の発揮、公共性を持った生き方をすること、公益に関連することなどです。
やり方としては、感覚的要素(五感)を活かしながらという事であり、型にはまらず、音楽やダンスなどの感性を使ったものを、自分が中心になり、自由で柔軟なやり方でやっていく期間でもあります。
1987年までの基礎形成期のエネルギーがあったころは、裏方的な仕事が多かったようですが、1987年以降に生産期に入ってからは自身がTM
NETWORKとして活動し、表舞台に出るようになっています。
また
>1994年のTMN終了前後から、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、H
Jungle
> with
t、dos、globe、華原朋美、安室奈美恵、tohko、鈴木あみなど、多数の作詞、作曲、
>編曲と音楽プロデュースを兼任して行い、1994年から1999年の間に数々のミリオンセラーや
>ヒット曲を打ち立て、その様子から各メディアにおいて、「小室ファミリー」、「小室サウ
>ンド」、「小室系」といった独自の名称でカテゴライズされる小室ブームという少年時代か
>らの夢だった社会現象を起こした。
社会現象を起こすというのはライフパスである「8」の周りを動かすということに通じるものだと思います。
そして、
>1995年から4年連続でプロデュースした曲が日本レコード大賞を受賞[14]。1996年4月15日
>にはオリコンシングルチャートにおいてプロデュース曲がトップ5を独占した[14]。
>1996年はglobeのアルバム「globe」が当時のオリコン記録を更新する売り上げ400万枚以上
>を記録。安室奈美恵のアルバムも300万枚を超えるなどこの年だけでプロデュース曲の総売上
>枚数は1500万枚以上を記録した[15]。
wikipediaの記述の中で各年の流れを追っている部分でみると、1996年までは自身及びプロデュースによるヒット曲の記述が多いのです。しかし第二生産期に入った1997年以降は再び裏方的な仕事が増えてきています。
1997年以降もやることとしての目的テーマは自分のエゴを解放して流れと共に生きること、芸術的感性の発揮、公共性、出版関連などです。
やり方としては、より高度なポジションを目指すこと、技術・真実の追究をしながらステップアップすること、妥協せずに押し進めることが行動テーマとなります。
90年代前半、小室氏は「大量生産・消費型の音楽」を造り上げていた面がありましたが、この時期からは単なる快楽的な音楽ではなく、もっと質を求めて追求せざるを得ないという流れに入っています。
小室氏が全盛時に語っていた言葉に「もし本当に質を求めたら年に数曲しかできない」という旨の言葉を語っていた覚えがあります。
1997年以降は「妥協できない」という事が欠点でもある「7」のエネルギーの時期ですから、それまでのように「気持ちよいだけ」の楽曲やアレンジというのはなかなか形にできなかったのではないかと思います。